リスキリング

「リスキリング」という言葉を最近耳にしませんか? ”Re-Skilling”直訳すると学び直しという訳になります。経済産業省はその定義を”新しい職業に就くために、あるいは今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために必要なスキルを獲得する/させること”としています。

リスキリングは世界の潮流だそうで、”この先、人間・機械・アルゴリズムの間で分業が進むことによって2025年までに8500万件の仕事が失われ9700万件の新たな役割が創出されることが推定される”(世界経済フォーラム「仕事の未来レポート」による)そうです。

これは「第4次産業革命」とも呼ばれ、日本もこの流れに後れを取るまいと経産省を中心に研究プロジェクトが立ち上がっているようです。

https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_jinzai/pdf/002_02_02.pdf

これを見ると、リスキリングとは人材戦略なんですね。DX時代の人材戦略=リスキリング

DX・・・・デジタルトランスフォメーション  大泉洋さんが出ているコマーシャルでよく耳にします。

デジタル技術の力を使いながら、企業価値を創造できる従業員のスキルを再開発する重要性が問われているそうです。

ここまで定義や概略を書きましたが解ったような解らないような・・・です。

今や、デジタル技術は社会のインフラとして定着しました。特にこの3年間コロナが世界中に蔓延したことによって、すっかり時代は変わり、ビジネスでもプライベートでもデジタルツール無しの世界は想像できなくなりました。まさしく産業革命ですね。この時代の革命に企業は取り残されてはまずいとデジタル技術スキルを従業員に獲得させ、今後さらなる革新が予想される技術の台頭に備える必要性があるわけです。

ここで、ひとつ、先日プライベートで起きた卑近な例を書いてみます。果たしてこれがリスキリングにはまるのかは今イチわかりませんが、私的には新しかったので・・・。

車をバックで運転し後ろの車にちょこっと接触しました。念のため、警察を呼び事故証明を取り損保会社に連絡しました。100:0で私のミスでしたが幸い双方の車は無傷だったので相手方が不問にしてくれました。この損保会社とのやり取りが初めだけ電話で説明したのみで、その後は全てLINEのチャットでやり取りしました。文章や画像の送信のみで、まぁ、自己扱いにならない程度だったせいもあり、ほんの数回で完結しました。SNSツールでのやり取りは今や皆当たり前に使います。

実は、私が感心したのは、損保会社担当者のコミュニケーションスキルでした。デジタルツールを使っても気遣いや心配りを充分に感じ、とても気持ち良く安心してやり取りが出来たのです。

リスキリングが含む内容は結構幅広くこうしたコミュニケーションスキルも入っています。今回のような出来事は私にとって当該損保会社の価値を十分に↑UPさせました。

この損保会社が、こうしたことも含めてリスキリングに取り組んでいるのかどうかはわかりませんが、リスキリングをあまり大げさに構えて捉える必要はなく、こうした割と手軽に取り組めそうなところから始めるには分かりやすい例かな、とも思います。

さて、少し身近に感じたでしょうか???

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする