人生100年時代

”人生100年時代”のフレーズが聞こえ始めたころは、ホント?と思いながら聞き流していましたが、ここ最近は民間保険会社の医療保険のCMで・・・85歳まで入れます・・・が頻繁に流され耳だこ状態になるくらいで、これ一つとっても人生100年時代を実感するようになりました。

働く現場でも、従来の定年60歳以上かつ65歳までの雇用確保義務が今年(R3)4月から努力義務ではありますが70歳までの就業確保義務になります(改正高年齢者雇用安定法)。

具体的な一例を言うと、60歳定年の後65歳まで再雇用していた社員に対して事業主は70歳迄なるべく何がしかの就業確保措置を講じてください、ということです。

就業確保措置には5例ほど挙げられていますが、その詳しい内容については厚労省のサイトに載っています。代表的なのは、70歳までの定年引上げとか定年制の廃止とか継続雇用制度(再雇用とか・・・)を70歳までにするなどですが、それに加えて創業支援措置なるものが挙げられています。

超少子高齢化のわが国では、こうした施策をあれこれ考えなければ明るい未来は開けないのかもしれません。元気な高齢者も増えたしこれはこれで良いことだとは思いますが、それよりも何よりも今は事業の継続が危うい・・・・・です。

コロナの収束が見えず、国のコロナ対策もいまいち実感できず、高齢者どころか若者の失業者数も増え続けている反面、株価はメチャ高値を付けています。株価が実体経済を全く反映していないのですね。格差社会の拡大はそのひとつの表れでしょう。

業種などでの違いもありますが(これもある意味格差・・)、中小や小規模の事業者でコロナ収束まで持ちこたえられるところはどのくらいあるのでしょうか。まだまだ不安の日々が続きます。

4月あたりからの各種制度変更がそれなりの数ありますが、はっきり言って、そんなことより今日明日生き延びる支援が欲しいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする